染色って色のついた化学なんです。合理的な草木染の技法テキストがついに登場!
かんたん染色
天然染料の手引き
今さら聞けない染色方法とそのひみつ
- A4判
- 145頁(オールカラー)
- 定価:3,300円(送料 100円)
- ISBN 978-4-915374-69-2
現代科学の考え方から、天然染料の染め方を合理的に理解できる、これまでにない新しい視点の天然染料の技法書がついに誕生しました。
藍、一般的な天然染料、その他の天然染料(柿渋・花弁などのアントシアン系色素・紫根・紅花・青花・葉緑素・コーヒー・貝紫など)を3本柱に、バンドルダイイング(エコプリント)・ナチュラルブロックプリント・木材や人工皮革の染色・アクリルの藍染の特殊な染色方法を加え、初心者から取り組める天然染料の染まる仕組みとその染色処方例を豊富なイラスト、写真をまじえてていねいに解説しています。
詳しい内容
【主な目次】
第1章 繊維の染色
染色
染色に適した素材
染色で使用する代表的な繊維
繊維の化学種による分類
精練
前処理
第2章 藍
藍染め
色材としての天然藍
染色法
模様染め
特殊な藍染め
第3章 一般的な天然染料
天然染料の色
染料そのものによる色の差
染め方による色の差
天然染料染色物の性質による色の差
天然染料で染まる仕組み
染料液
媒染剤
染色方法
模様染め
先媒染
同浴染色
第4章 その他の天然染料
柿渋
アントシアン系染料
紫根
紅花
青花(青花紙)
葉緑素
コーヒー
貝紫
色素以外の目的になっている染色用植物
第5章 特殊な染色方法
バンドルダイイング
ナチュラルブロックプリント
鉄媒染による木材の着色
人工皮革の染色
アクリルの藍染
第6章 後処理
後処理による機能性加工
色止め
第7章 知っておくべき基礎知識
安全性、廃水、堅牢性
人体に関する法的側面と実際
応急処置と特に注意すべき薬品
廃水に関する法的側面と実際
堅牢性に関する一般論
洗濯の方法
助剤類の必要性
付録
用語集
天然染料染色に使用する助剤リスト
植物染料リスト
参考資料
目的別処方例索引
著者:北川一寿(きたがわ・かずひさ)株式会社田中直染料店研究開発室長