豊富な図版で木綿の手紡ぎから機織までの技法と魅力を紹介
続 木綿伝承
―先人に学ぶ手わざと心
- A5判上製本 232ページ(口絵カラー8ページ)
- 232頁(カラー8頁/モノクロ224頁)
- 定価:4,180円(送料 360円)
- ISBN 978-4-915374-51-7
三河木綿の産地であった豊田市で長年木綿の研究と製作に取り組んできた著者が、初心者向けの技法書として好評を博した前著『木綿伝承』の続編として、日本における木綿の歴史、綿の栽培・綿繰り・綿打ち・糸紡ぎ・手織りの木綿織物制作工程の解説、渡来木綿織物と日本の木綿織物の特徴、各地で使用される手織り機の比較・考察などを通して、日本の風土の中で息づく手織り木綿のものづくりと美しさの神髄を説く。
著者略歴
佐貫 尹(さぬき ただす)
昭和2年(1927年)愛知県西尾市生まれ/旧制名古屋工業専門学校(現・名古屋工業大学)卒業/愛知県起工業 高等学校教諭・嘱託講師・非常勤講師を歴任
著書 『織物デザイン入門』(ダヴィッド社 昭和42年)
『木綿伝承』(染織と生活社 平成9年)
『高機物語』(芸艸堂 平成14年)
現在 豊田市民藝館講師・豊田市高年大学講師・伝承文化研究所主宰
詳しい内容
口絵
1章 驚き!国産木綿の誕生
2章 日本の風土に根ざしたアジア綿
3章 糸紡ぎの神秘の手わざ
4章 現代によみがえった棧留縞
5章 唐棧と国産木綿
6章 木綿織り高機の機ごしらえ
7章 手紡ぎ木綿の美しさと感性の陶冶
8章 教わること・伝えること